世界線終点

形而上学や行為に関する(主に哲学的な)文献の読書ログ

2018-06-05から1日間の記事一覧

【要約】Wilson, J. (2009). Resemblance-Based Resources for Reductive Singularism

0. 導入 ヒュームの議論が今日でも影響力が高いとされるのは、二つの、伝統的にヒュームに結び付けられるテーゼが広く受け入れられているからだ。一つは、原因の効力が現実の還元不可能な特徴であることを否定する経験主義の立場、もう一つは、因果的還元主…